
概要
能力ありメイフォロー式トリックテイキング
ゲーム中1度しか使えない禁秘策カードと
4スート 1~9の陰謀カードを駆使して10点以上単独で取得すれば勝利です
物語
かつて、この大陸には四つの強国が覇を競っていた。
しかし、今やそのすべてが内乱の炎に包まれている。
拳の国・フォルティア――鍛え抜かれた肉体と闘気を操る武僧たちの国。素手で岩を砕き、戦場では屈強な軍団が突撃する
だが、今は宗派の対立が国を裂いていた。寺院派と武闘派、二つの勢力が互いに「真の武」を掲げ、血で血を洗う抗争を続けている。
弓の国・リビリス――大草原を駆ける遊牧の民。彼らは俊敏な騎射を誇り、敵を翻弄する。しかし、長きにわたる遊牧民の部族間対立が激化し、族長たちは互いの覇権を争い、国は四分五裂の危機に瀕している。
剣の国・アンティヴィア――剣を極めし者たちの王国、古の名剣が語り継がれ、一振りで戦局を覆す剣士たちが歴史を紡ぐ。だが、その誇り高き騎士たちは、王位継承を巡る争いで二派に分かれ、王都すら戦場と化している。剣士たちは忠誠と信念の狭間で刃を交え、国の未来は誰にも見えなくなっていた。
斧の国・テンペストラ――暴風の海を渡る戦士たちの国。ヴァルキルと呼ばれる戦士たちは、嵐の中で生まれ、嵐と共に戦う。だが今、王の死をきっかけに、部族たちは新たな王の座を巡り、互いに争いを始めていた。かつて外敵に恐れられた海の覇者たちは、今や同胞同士で血を流している。
この混乱の裏には、彼らを操る者たちがいた。
彼らは 「影の評議会(ウンブラ・コンシリウム)」――。
歴史の裏に潜み、戦乱を操る姿なき支配者たち。
軍も名声も持たぬ彼らは、噂と密約と暗殺を武器に、各国の命運を指先で弄ぶ。
評議員の正体は明かされず、四つの国の王ですら、その存在を知らぬ者もいるという。
今、重き扉のその向こう
集うは影の賢者たち
焦土と化すはどの国か
仕立てる王は誰が主か
そうこれは、表に立つ英雄たちの物語ではない。
裏から歴史を紡ぐ者たちの物語。
闇の奥底から、歴史の糸を操る者たち――
汝らこそが、真の支配者(ウェーレ・ドミヌス)の一人である。
ゲームルール
準備
禁秘策カードを場に8枚見えるように
並べます(3~4人プレイの場合
『鏡策再臨』は使用いたしません)
陰謀カードをよく混ぜ、
同じ枚数各自に配ります(手札配布枚数参照)
最近人をだました人をリード(親)とし、
いないようであれば
じゃんけん等でリードを決めてくださいゲーム最初のリードは数字の大小の強さを決め
強弱確認カードの裏表をそれに合わせ場に置きます
手札配布枚数
3人プレイ時 1人12枚
4人プレイ時 1人 9枚
5人プレイ時 1人 7枚 (1枚余ります)
6人プレイ時 1人 6枚
ゲームの進行(基本ルール)
このゲームは、
トリックテイキング形式で進行します。
時計回りに1人ずつカードを1枚出し合い、
最初に出たカードと同じスート(決戦色)で、
いちばん数字が強いカードを出したプレイヤーが
その勝負(トリック)を取ります。勝者が次のトリックの最初のカード(リード)を
出し、同様にくり返して進行します。
トリックの終了と勝者の決定
全員が1枚ずつカードを出し終えたら、
そのトリックの勝者を決定します:決戦色(リードと同じスート)の中で、
最も数字が強いカードを出したプレイヤーが
そのトリックの勝者です。該当するカードに決戦時の陰謀効果があれば、
ここで発動・解決します。勝者は次のリードとなり、
このトリックで使用されたカードは
まとめて捨て札置き場に移してください。
勝利点と勝敗
全各トリックで勝利したプレイヤーには、
勝利点が1点与えられます。
誰かが10点以上を獲得した時点で
ゲームが終了します。ただし、10点以上のプレイヤーが複数いた場合、
この世代での支配は成立しません。
一人が11点、他が10点であっても同様です。
真の支配者(ウィーレ・ドミヌス)はただ一人。
手札の補充
手札がすべてなくなった場合、
捨て札をよく混ぜて山札とし、
各プレイヤーに手札配布枚数分のカードを
再び配ってください。
陰謀効果
決戦色ではないカードは陰謀効果を発動します
即時効果(1・2・8・9のカード)は
カードをプレイした時に
決戦時効果(3・4・5・6・7のカード)は
決戦時に効果を発動します
禁秘策の使用
自分の手札を出すタイミングで
各自ゲーム中に1度だけ使用できます
他のプレイヤーが先に使用した場合
そのトリックでは
禁秘策カードは使用することができません
使用したカードは
自分の手元に裏向きで置いてください
『寡兵翻天』『衆威蹂躙』は禁秘策が
使われるまで表にして効果が続いてる事を
示してください
決戦時判定
- 『5:不均衡』の効果解決効果不成立の場合、寡勝・衆勝での強さでトリックの勝者を決める
- 『4:傀儡』の効果解決
- 『3:三魂結陣』『7:造運策福』の効果解決
- 『6:片利共生』の効果解決
禁秘策カード

もうこうばくか
猛攻爆果
勝利時勝利点+2

はぐんきゅうつい
破軍窮追
勝利点をTOPとの差分の半分(端数切り上げ)追加する
左隣りがリードとなる

じゅんぶはぼう
純武破謀
陰謀効果を無効にする勝利時勝利点+1

せいせんひさく
正戦秘策
この色が決戦色となる
あなたは陰謀効果を適用してよい
勝利時勝利点+1

ふくさくはんぱ
伏策反覇
勝利者が単独最下位の場合
勝利時勝利点+3

かへいほんてん
寡兵翻天
数字が小さい方が勝つ
禁秘策が使われるまで『衆勝』『不均衡』を無効にする

しゅういじゅうりん
衆威蹂躙
数字が大きい方が勝つ、禁秘策が使われるまで『寡勝』『不均衡』を無効にする

きょうさくさいりん
鏡策再臨
既に使われた禁秘策カードをコピーする
(5~6人プレイ時用)
陰謀カード

しきせんせん
色遷戦
即時:他に1が居ればこの色が決戦色になる

かしょう
寡勝
即時:数字の小さいほうが勝つ

さんこんけつじん
三魂結陣
決戦:場に同じ数字または同じ色が3枚ある場合
1勝利点を得る(4枚は不可)

かいらい
傀儡
決戦:勝利者が単独TOPで他に4が居ない場合、あなたの勝利点になる

ふきんこう
不均衡
決戦:(1234)または(6789)しか場に出ていない場合
あなたが勝利者となる

へんりきょうせい
片利共生
決戦:左隣と同数の勝利点をあなたも得る

ぞううんさくふく
造運策福
決戦:場に7が自分を含め3枚の時2勝利点を得る
(4枚は不可)

しゅうしょう
衆勝
即時:数字が大きい方が勝つ

しきせんせん
色遷戦
即時:場に9が居れば
この色が決戦色になる
強弱確認カード


用語集
決戦と陰謀用用語
決戦色:
リードが出したカードの色(リードカラー)
陰謀効果や禁秘策で変わることがあります
決戦時:
全てのプレイヤーがカードを出したとき
トリックの最後の勝敗決定時
陰謀効果:
決戦色以外のスートのカードを
出した場合、カードに書かれた効果を適用します
禁秘策:
ゲーム中に1回しか使用できないカード
トリックテイキング用語
トリック:
リードから各プレイヤーが1枚ずつカードを
出し、最も強いカードを出した人が
その「1回の勝負」を取る形式。
この1回の勝負を「1トリック」と呼びます。
リード(親):
そのトリックで最初にカードを出すプレイヤー、
またはその最初に出されたカードのこと。
このカードの色またはスートが、
そのトリックの基準になります。
(基準のスート=リードスート)
(基準の色 =リードカラー)
スート:
トランプでいう♠♥♦♣、ここでは
拳 弓 剣 斧




フォロー:
カードを出す際のルールには
マストフォローとメイフォローがあり
マストフォローはリードスートと同じスートを
持っているならそのカードを出さねばならず
メイフォローはスートを気にせず出せます
このゲームはメイフォローです
アイコン

決戦時アイコン
陰謀効果を決戦時に処理するカードです

即時アイコン
陰謀効果を出したときに適用するカードです
Q&A
勝利時勝利点+?の効果がある禁秘策を
使用したときに使用者以外が勝利した場合は?
勝利時の勝利点に+されるので
使用者ではなく勝利者の得点が増えます
左隣の人が勝利時勝利点+?の効果がある
禁秘策を使用し勝利した場合
6:片利共生の効果はどうなりますか?
勝利時勝利点+を適用した値になります
プレイ時全員が『6:片利共生』を使用し
1人が禁秘策『正戦秘策』を使った場合の得点は?
『正戦秘策』の効果で決戦色となり使用者が
1勝利点、勝利時勝利点+1で更に1点
『6:片利共生』で全員が2勝利点
結果、『正戦秘策』使用者が4勝利点
他が2勝利点になります
『三魂結陣』で同じ数字が3枚、同じ色が4枚
あった場合の処理は?(または逆のパターン)
どちらかが3枚であれば1勝利点を得ます
(同じ数字3枚、同じ色3枚でも1勝利点です)